開発者が通販シェルパPro3.0に込めた想い
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■通販シェルパPro3.0 の誕生
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この春、通販シェルパPro3.0 の販売が始まりました。これまでに多くの方々から高い評価と、厳しくも温かいご指摘をいただいています。
また、幸運にもこの秋より数社にお使いいただけることになり、開発スタッフを代表してお礼を申し上げます。

さて、今回から3回に渡って 通販シェルパPro3.0 の開発秘話や内幕をお話しさせていただきます。
通販シェルパPro3.0 に込められているコンセプトや想いを知っていただいて、さらに 通販シェルパPro3.0 を身近なものに感じていただきたいと思います。
1回目の今回は、通販シェルパPro3.0 が生まれた背景を中心に開発者としてシステムに込めた想いをお伝えしようと思います。
通販シェルパPro3.0 はシェルパシリーズの最新作としてこの春に産声を上げましたが、そのおよそ2年前に以前のバージョンである シェルパプラス のリニューアル計画が持ち上がりました。
もちろんその前から、シェルパプラス に対して機能の追加を行っていました。
お客様のニーズを汲み上げて改良を行って行くことが、システムの寿命を延ばして行くことになるからです。
ところが シェルパプラス を動かすコンピュータや、開発するツールがIT業界の進歩により古いものになってしまいました。特にシステムを動かす土台となるコンピュータのOSや、プログラムを開発するための言語の部分について支障が出兼ねない状況になってきました。
そのため シェルパプラス の機能を見直し、新しいコンセプトを取りいれ、さらに最新のOSや言語を採用してリニューアルを行うことになったのです。
まず 通販シェルパPro3.0 に搭載する機能の選定を行いました。シェルパプラス から機能ダウンを起こさないことが必須の条件でした。ただしあまり一般的ではないと思われる機能については搭載を見合わせました。
さらに新しいコンセプトを取り入れます。このコンセプトの採用によって機能を見直し、変更を行います。
そして新しいプログラム言語と技術の採用です。今までの技術面での制約を解消し、今後のIT業界の中で息が長く続くと思われるものを採用しました。また、これらの技術者の育成も平行して行いました。
コンセプト・機能を決定し、言語・技術を選定して、いよいよプログラムの作成です。開発者としてはここが一番の腕の見せ所でもあり、一番の難所でもあります。
プログラムの完成後はテストです。仕様の間違いが無いか、プログラムは正常に動作しているか、チェックする項目は数千にも及びます。
もちろん、これらの作業を行う上で多くの費用がかかります。技術者はともすれば良い物を作るために費用を度外視する傾向がありますが、営利企業として費用を無視するわけにはまいりません。費用とバランスのとれた機能・システムが望まれました。
費用の確保や使い方についても、開発以上の苦労話があるはずですが、この辺りについてはまた別のところでお話しする機会があるかもしれません。
このような2年間の後、やっとこの春お披露目ができました。
しかし、これから先お客様の厳しい評価のもと、手を加えより良いものにしていくことが大事だと思っております。
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■従来の シェルパプラス との違い
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通販シェルパPro3.0 は、シェルパプラス の後継にあたりますが、少なからず違いがあります。
◆一番の大きな違いは、プログラムを動かす技術の部分です。
シェルパシリーズは、注文や仕入などの入力を行うクライアントとデータベースを保管するサーバで構成されるクライアント/サーバ型のシステムです。
この構成は シェルパプラス でも シェルパPro でも違いはありません。ただし、プログラムが動く場所については大きな違いがあります。
今までの シェルパプラス では、クライアントでプログラムが動いています。そのためクライアントにはプログラムを動かすための複雑な設定が必要でした。
この構造により、お客様自身が売上拡大に合わせてクライアントを増やしたいと思っても簡単に行うことは無理でした。増やすだけでなく、新しいパソコンへの買い替えや故障などで急遽交換したい場合でも同じです。
この様な問題は、システムの導入直後には発生しません。長年お使いいただいてご商売が拡大したり、パソコンが古くなって初めて発現します。
シェルパプラス の発売当初では、このような問題が発生すること自体考えられませんでしたが、ここ数年はお客様からクライアントの交換や増設に対して要望が多く寄せられるようになりました。
このような問題を解決すべく、通販シェルパPro3.0 ではプログラムを全てサーバで動かすことにしました。クライアントはサーバで処理した結果が表示されるだけとなります。
これにより、クライアントの交換や増設はネットワークの設定だけで、お客様の手で簡単に行えるようになりました。
◆二つ目は、新しいコンセプトの採用です。
シェルパプラス では、通販の業務をコンピュータに実行させることで、正確で素早い処理が行えることをコンセプトにしていました。これにより、業務運用の費用を軽減することが目的です。
世間一般のIT化の目的も、多くが業務の肩代わりをコンピュータに行わせることで費用を抑えようと言うものでした。
通販シェルパPro3.0 では、業務の肩代わりに加えて、お客様の売上拡大に寄与できるような仕組みを、積極的に取り入れることにしました。
使用しているオペレータに対し、電話の先のお客様の情報を漏れなく伝えることのできる注文受付画面や、注文の際、お客様へのサービスをシステムが判定して販促につなげていただけるプロモーションの機能などを加えています。
また注文などの情報を自由に集計できる情報分析システムで、蓄積データを最大限に生かしていただけます。
◆三つ目は、システムの分割により柔軟なシステム構成の選択が可能となりました。
シェルパプラス では、導入いただければ通販業務の最初から最後まで シェルパプラス だけで運用いただけるようになっています。
しかし最近では、業務の一部をアウトソーシングする運用が主流です。コールセンターや出荷場などを外部に委託することで、コスト削減と空いた時間の有効活用が可能となっています。
通販シェルパPro3.0 では、注文などコールセンター業務部分と情報分析を行うシステム、それらのバックヤードでマスタの管理を行ったり出荷などを行う基幹システムの三つの分割されています。
これによりアウトソーシングしやすいシステム構成を選択いただけます。
特に情報分析システムは、従来の シェルパプラス との連結が可能で、シェルパプラス のデータを使用した様々な分析も行えるようになっています。
◆四つ目は、個人情報保護とセキュリティ機能を強化しています。
シェルパプラス を開発した当初は、業務の効率化のためお客様の個人情報をたくさんの帳票に出力できることが求められていました。
また、セキュリティに関しても現在の基準からすれば、大変低い機能しか持っていません。
これらは、時代の変化(個人情報保護法の施行、内部統制要求の高まり)により無視できない要因となりました。
通販シェルパPro3.0 では、最低限業務運用に必要な帳票を除いては、お客様の個人情報を大量に印刷できる機能の採用を見合わせました。
これにより、運用上不便を感じることがあると思います。例えば注文情報を確認するためだけの帳票を印刷する機能はありません。情報の確認は画面から行うことになります。
シェルパプラス と比べると機能ダウンに感じられるかも知れません。ただ、もしこの機能を利用して個人情報を持ち出されるようなことが起きれば、それはお使いいただいているお客様だけでなく、システムを開発する我々にも大きな責任があると考えます。
このように、少々不便となっても間違いを未然に防ぐことが可能なシステムとしました。
同様に、許可されたオペレータだけに機能が使用できるような制限や、個人情報にアクセスしたオペレータの情報をログとして保管する機能などが標準となっています。
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■開発者が込めた想い
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通販シェルパPro3.0 には、通信販売業務に対する我々の経験と知識が詰まっています。
さらに、今までの経験の中でいただいたお客様の要望や意見を、システムで実現することが理想と考え努力しました。
また、導入いただいたお客様の業務の手助けとなり、ご商売の繁栄に少しでも寄与できるように工夫を凝らしたつもりです。
しかし、通販シェルパPro3.0 が、全ての方に満足いただける究極の通販システムだとは思いません。まだまだ、これから改良していく余地があると思っています。
通販シェルパPro3.0 のリリース時点では最高傑作ができたと自負していますが、今後、通販シェルパPro3.0 がさらに良いシステムになるよう、我々開発者一同は努力を続けたいと考えています。
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