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物流業務の現場に常に関わってきた物流担当者が、ロジスティクス、アウトソーシングとは、をお伝えします。

  物流担当

"ロジスティクス"と"物流"は同じか?(前編)

2005年06月14日|トラックバック(0)

近年、物流関係で良く使われている言葉を簡単に解説していこう。

1.ロジスティクス

2.サプライチェーン・マネジメント(SCM)

3.サード・パーティ・ロジスティクス(3PL)

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■1.ロジスティクスとは?
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"ロジスティクス"を単なる物の流れ、"物流"と同意にとらえている方も多いだろうか?

実際、"ロジスティクス"とは、

『市場で売れているものだけを作り、仕入れ、動かせば、顧客サービスの向上と共に無駄な在庫を持つことを最大限省く』

・・・ことを原点においたマネジメント思考であり、単なる"物流"とは区別されるべきものである。
ロジスティクス
さらに言えば、営業と生産と物流の情報が共有化され、企業内のバランスが取れている企業ほど、ロジスティクス思考が高く、売上げの拡大と利益の向上が見込める、と言えるだろう。

ではそれとは逆に、企業内における部門間で情報共有が出来ていない場合、どういった現象が発生するか、例を出してみよう。

 ▼生産が間に合わないための欠品、物流センターの能力不足による商品滞留

  すべての指示が営業のみから出ていることで、生産部門、物流部門に無理
  が出ていないか?

 ▼生産過剰(在庫増)

  営業との連携不足により、誤った数の生産をしていないか?

 ▼物流センターの過剰投資によるコストアップ
  
  受注規模、生産可否の調査が不十分な状態で先行投資していないか?

上記のように、様々な問題が発生する可能性がある。
販売のチャンスを逃したり、取引停止に至る場合もあるため、各企業における物流部門の位置付けを再度見直してみる必要があるだろう。

実際、作業(生産・物流)現場において、ムリ・ムラ・ムダを感覚で気付いてはいても、その現場だけでの改善改革は非常に困難である。

営業情報をもとに、営業と生産と物流の全てが連携し、同じ規模で、稼動することで、初めて改善改革が功を奏すると言える。

では、企業としてどうすべきか?

ロジスティクス管理をするということは、物流だけでなく営業、生産部門を全て統括することを意味する。
したがって、

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
◇ 生産、営業、物流といった各部門とは別枠で、すべての部門を統括
◇ できる(企業の全体が見えて判断ができる)位置に、ロジスティクス
◇ 部門を設置すること
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

・・・が理想だろう。
ロジスティクス部門設置
これにより、営業と生産と物流の情報共有化が図られ、生産過剰や過剰投資といったコスト増を防ぐことになり、結果、売上げの拡大と利益の向上実現が期待される。


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■2.サプライチェーン・マネジメント(SCM)とは?
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ここまでは一企業レベルのシステムとしてご紹介してきたが、物流を改善するためには、企業レベルでは解決されないのが現状だ。

製造、卸、小売といったレベルまで、改善する必要がある。

そこで登場した言葉が

"サプライチェーンマネジメント(SCM)"

である。物流業界では、頻繁に使われるようになってきている。

サプライチェーン・マネジメントとは、簡単に言えば

『工場から小売店のお店先まで』を一つのシステムとしてマネージメントをすること

・・・である。

この目的は、

 ☆納期短縮

 ☆生産リードタイムの短縮

 ☆在庫削減をすること

・・・にある。

製造、卸、小売でそれぞれ在庫を抱える方法ではなく、お互いに情報の共有を行い、余分な在庫を極力減らすことで、無駄なコストも削減される。

全ての商品が生鮮食料化してきている、とも言えるだろう。

できるだけ、在庫を減らしていくことで、無駄な商品を作らない、無駄な商品を動かさない。
結果、コストダウンにつながる、という訳である。

言うまでもないが、消費の多様化により、お客様は、安い価格で、多種多様な商品、かつ高いサービスレベルを求める傾向にある。

その中で、お客様から高い支持を得るためには、当然サプライチェーン・マネジメントが必要になるだろう。
ロジスティクス
図のように、物流の川上から川下まで一元化した情報の共有が必要になってくる。

今までのようにメーカーの論理とか、小売店の論理だけでは多様化してきている市場での生き残りがきびしいものになると思われる。

サプライチェーン・マネジメントを実現するためには、各企業(生産・卸・小売)が単独に行うのではなく、

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
◇企業の枠にとらわれずに各企業を統合した仕組みを作り挙げること
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

・・・が必要である。

そのためには3者間でのパートナーシップが必須となり、強者・弱者の関係から共存共栄(WIN〜WIN)の関係に切り替えていく必要がある。

これをすることにより、これまでの物流の構造は崩壊する。

例えば、物流拠点・輸送・保管業務等の統廃合が進んできて、今後はなくなることが充分にありえるということになる。

そこで、"物流をアウトソーシングする"という概念が登場する。

そこで登場するのが『サードパーティ・ロジスティクス(3PL)』、ロジスティクスを一手に引き受け、かつサプライチェーン・マネジメントを行う上でも、リーダーシップをとることができる企業である。

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