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物流業務の現場に常に関わってきた物流担当者が、ロジスティクス、アウトソーシングとは、をお伝えします。

  物流担当

荷主企業様から見た物流アウトソーシングとは?(後編)

2007年03月02日|トラックバック(0)

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■荷主企業様側の問題
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アウトソーシング

1)アウトソーシングをする範囲の設定ミスがある場合

  これは、自社でやらなければならない業務(コア業務)までアウトソーシング
  してしまうケースです。
  自社で把握しなければならないところは、必ず自社で管理しなくては
  なりません。

2)コスト削減重視に比重を置きすぎたために、物流品質が低下、結果、顧客からのクレームが増大し、信用低下になる場合

3)荷主側からの情報開示不足がある場合

  特にスタートしてからのトラブルで多いのは、メイン業務ではなく、
  単純な取り扱い物量・商品情報・入荷情報
  (いつ、どこの業者から、何が、どれだけ、どのような状態で)
  といった情報の開示が充分にされず、物流企業任せになっていることが
  あります。


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■物流企業側の問題
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1)その物流企業の能力以上の業務を受託してしまい、荷主企業様の信用低下をまねく場合

  営業が約束したものの、実際の業務を行うところの体制を整えるところでの
  準備が間に合わず、計画と実態に大きな較差を出してしまうケースが
  あります。

2)荷主企業様の物流の実態を調査せずに業務を受託してしまい、荷主企業様の信用低下をまねく場合

  この例が一番多いと見受けられます。
  特に契約時に、荷主企業様との間でよく話し合いが出来ておらず、
  実際に業務を行うと、契約にない業務が多種発生、結果それが
  荷主企業様とのズレになり、業務がスムーズに行われなくなるケースです。

3)荷主企業様との契約を荷主企業様の売上げ金額(または、下代)をベース(定率料金)に決定してしまい、実際の荷主企業様の各業務に手がかかり、大きな損失が発生し業務を受託不可能にする場合

  これは、物流企業の損失だけでなく、荷主企業様の業務遂行を不能にして
  物流企業の撤退により、荷主企業様に大きな負担をかけてしまうことに
  なります。

  ●例として、荷主企業様の売上げに影響を与えない業務の比率が非常に
   高い場合に発生します。
   (コア以外の業務が多い場合、特に返品業務・加工業務等の多い場合
   に該当します)

  ●契約は基本的に物流企業側での発生する業務単位ごとに算出して、
   アクティビティごとに決定することが望ましいでしょう。

   それにより、契約にない業務業務が発生した場合には、改めて契約を
   行い業務を行うことにより、トラブルの発生防止になります。
   

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■アウトソーシング成功の要因
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荷主企業様側としては、物流企業が荷主企業様の業務を理解できているか、そうでないかの見極めが必要で、これで大半が決まってくるといっても過言ではありません。

1)経営体質が優れていて、特に経営者の取り組み姿勢が長期的に継続してパートナーとしての信頼関係を築ける企業であること。

2)業務遂行能力はあるか。特にここでは、物流品質および物流サービスは大丈夫であるかというところで、経営者ではなく実際の業務をしている実践部隊のリーダーの能力に対する確認が必要。

3)トータル物流業務が出来る業者を選定する。
(アウトソーシングの基本で、荷主企業様としてのメリットを出すために一括外注をする。)


今回のテーマとしては、荷主企業様側から見て自社の物流改革をする場合の選択肢の中にアウトソーシングがありますが、物流を戦略的に考え、企業の利益構造の改革をする(コストダウン)ためにアウトソーシングを行い、それを成果として出せるためにどうしたらよいのか、という観点から書いてみました。

アウトソーシングを行う場合は、荷主企業様と物流企業が力関係で業務を行うのではなく、荷主企業様からは情報開示があり、物流企業からは良い物流(物流品質・物流サービス)を提供をするという関係を長期に継続でき、お互いの情報共有を図り、良いパートナーを目指して欲しいと願っています。

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