マーケッターに課せられるべきもうひとつの課題 顧客育成
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■販促プロモーションと顧客推移
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上記表を見ていただきたい。
本例は、1,000人の見込み客を獲得した後、さまざまな販促プロモーションを繰り返していくことで、時間の経過とともに顧客がどのように推移していくかをシミューレトしたモデルである。
※不特定集団(=マス)から見込み客を開拓する課題については、掲載中の
「コーディネーターが語る!コーナー マーケティング」をご参照ください
いったん獲得した「見込み客」には、メール、DM、電話等さまざまな手段で販促アプローチが行なわれる(上記例では2ヶ月に1度アプローチを実施)。
この際、購入に至れば次回販促実施時の購入確率はアップし、NGならダウンする。
本例では、1回のアプローチごとに未購入なら1ランクダウン、購入ならどのランクからでも最上位(「0回」のランク)までアップするモデルである。
当然ながら、時間の経過とともに、「アクティブ顧客」は目減りする。
仮にアクティブ顧客を未反応プロモーションが5回未満と過程すれば、10ヶ月で423人の非アクティブ顧客が発生する。24ヶ月時点ではアクティブ顧客は207人しか残らない。
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■お客さまのライフサイクル
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一部の例外的なビジネスを除けば、お客さまとのつきあいには、ライフサイクルが存在する。
1.知り合った商品に対する期待と不安(→失望)
2.利用価値を発見したことに対する満足・高揚感
3.継続利用による慣れや飽き、あるいは生活の変化による嗜好の変化からくる不満
4.離別・不買
ストックの拡大とは、この1.から2.のサイクルにいかに多くのヒトを誘引するか(=『トライアル→アクティブ客』)、あるいは、2.のサイクル(=『アクティブ客』)にいかに長時間滞留させるか!、である。
ここでひとつの結論を述べたい。
これまで多くのマーケッターは「いかにして売るか?」という命題に対して苦心してきた。
しかし、ダイレクトマーケティングにおいて、この課題に対する唯一の回答は、「その時点で、どれだけ良質なストック(=顧客)を保有しているか?」、ということに尽きるのではなかろうか?
どれだけ売れるかは、その時点のストックの量ですでに決定している。
上記表に置き換えれば、「いかに売るか?」、ということは、この表のいずれのセルをプロモーション対象とするか?、ということにすぎない。
なぜなら、表の集計結果以上の売上げは期待できないからである。
マーケッターがプロモーション実施に際して行なうことは、抽出対象を決めることである。
しかし日常の活動で最重点で行なうべきことは、、表の質をいかに高めるか?
(=「いかに育てるか?」)ということであることを、認識しなければならない。
「そんなことはあたりまえ!」、
と思っている方、相当数存在すると思われる。
実際こういった活動を実現できている企業も少なからず存在する。
しかしながら、これを読んでいる皆様、今一度確認していただきたい。
「各企画を実施した後=次回企画 に対するセル単位の期待値、企画終了後のアクティブ顧客数」
これが数値目標として設定されているかどうか?
数値目標がないということは、定量的な活動が行なわれていないということと、同義であることを理解しなければならない。
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今回事例として掲載させていただいた顧客のグルーピング定義と、通販実施企業における期待値、について説明させていただく。
(マス)
とにかく自社および自社商品を認知してほしい!(=マス)という状態。
1.「見込み客」
商品を手にしていただいてはいないが、(自社)商品に興味があることを
意思表示してもらっている状態(HPアクセス・資料請求・メール会員等)。
とにかく商品を手にとって、評価してほしい。
2.「トライアル客」
正規の価格・サービスでなく、それ以外の提供条件でとりあえず商品を手に
していただいた状態の顧客。ケースとして無料提供と有料提供が混在。
今後正規の対価をもって購入してほしい。
3.「アクティブ客」
正規の価格・サービスで商品を購入してくれた顧客。そのなかで現在稼動中
の顧客。利用することを習慣化してほしい、あるいは、自社のシンパとして
商品PRや、課題発見に協力してほしい。
4.「見込み違い」
情報(カタログ等)のオファーを求めたものの、その後購入に至らなかった。
あるいは一度は商品を手にしていただいたが、その後正規の購入をしていた
だけなかった顧客。
5.「一見」
「そのとき○○が欲しかった!」、購買に至った理由はそれ以上でもそれ以
下でもないいわゆる衝動買いを中心とする層
6.「スリープ」
7.「離脱」
スリープ顧客とは、以前(頻繁に)取引していた顧客のうち、一定期間取引
が発生していない状態の顧客層を指す。
離脱客との違いは、単純に取引停止期間の長さの違いによって区別している。
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