ダイレクトマーケティングはフローでなく、ストック型のビジネスモデルである!(前編)
────────────────────
■マーケッターに与えられる課題と制約条件
────────────────────
売上目標=○○億円(新規=◎億、既存=●億)
利益目標=■■億円(新規=マイナス◆億、既存=□億)
販売管理費(または広告宣伝費)=▲億円
これが毎年、マーケッターに与えられる課題と制約条件である。
上記のグラフは、標準的なカタログ配布数と売上げ・粗利の相関図である。
※配布数として使用しているのは、現在保有する顧客リストであり、左方向に向うほど
ロイヤリティの高い顧客層であると認識していただきたい。
実際に与えられる課題は、
第一四半期=?億円、第二四半期=??..
あるいは、春企画=??億円、夏企画=......
といった具合に、季節分解・企画分解された数値を予算として設定される。
「新規顧客展開は赤字だから、既存客から売上げ・利益を確保しなきゃ!」
「利益を確実にするために、効率のいい顧客にマトを絞って!」
「おっとっと、新規顧客展開の予算割合がこんなに多いと、非効率な
顧客へのアプローチは、今回見送らざるを得ないかな?......!!!」
こんなやりとり・思考が毎月毎月繰り返されている。
────────────────────
■レスポンス予測システムの構築効果
────────────────────
マーケッターは通常、既存客に対する収益確保シミュレーションを行ない、その後に新規客開拓を検討する。
なぜか?
各企業にはそれぞれの過去の実績が蓄積されている。
それをベースに既存客収益を予測することは、新規開拓からの収益を予想するより、はるかに正確な見通しを得られるからである。
そうなると次のステップでは、予測数値には妥当性・精緻さが要求される。
このニーズを満足するために、各社は顧客のレスポンス予測を行うことになる。
RFM別レスポンス分析,データウェアハウス、数量化理論、データマイニング...... 等々。
こうして各社は、精度アップと作業効率の向上を目的に、レスポンス予測システムの構築に血道を注ぎはじめる ............。
結果は?
次回プロモーションに対する、新マーケティングシステムは完成した。
従来の「勘」に頼ったビジネスより、あるいは習慣化・固定化された運営方法より、さらに正確に期待値の高い顧客を選択することが可能になった。
迅速なシミュレーションも実現した。
当然担当者の満足感も高まった。
しかし・・・・・。
残念ながら、その後の売上げは拡大していかなかった。
トラックバック(1)
・このブログ記事を参照しているブログ一覧:
ダイレクトマーケティングはフローでなく、ストック型のビジネスモデルである!(前編)
・このブログ記事に対するトラックバックURL:
http://www.scroll360.jp/mt/mt-tb.cgi/79
先日、私のところにセールスレターが来た。 内容は下記のとおりである。 -------------------------------------------... 続きを読む
新着記事
- 2012.01.30
- 【第36回】トラブル対応でなくした1000万円
- 2012.01.30
- 【第37回】日本版格差社会がますます深刻化してきた 年末の新聞、情報誌から読み解く日本の経済環境
- 2012.01.30
- 「ソーシャル時代における BtoC 型 Eコマース成功のポイント」他
- 2012.01.16
- 【第12回】市場は世界。打つ手は無限。ECにこそ必要なグローバル視点








コメントする