【第15回】古本屋とインターネット
POINT
『相性がいい古本屋とインターネット』
『インターネットのメディアとしての特性』
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■相性がいい古本屋とインターネット
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「どこにあるんだ?たどり着けない古本屋」
これはあるで雑誌に見かけた見出しです。なんだろうと読んでみました。
記事によれば「隠れ家みたいな古本屋」だそうです。住宅地の一角のとあるマンションの一階に、その本屋さんはあります。入り口には「古書一路」(こしょいちろ)のプレートだけ。この店の唯一の看板でしょうか。
店主は脱サラをして、蔵書を元にオープンしたそうです。現在、約4,000冊の蔵書がリビングルームの書棚に並んでいるとか。
気になるのが客の入り具合です。こんなところでと言っては失礼だが、来客があるのが不思議というものです。
記事によればなんと「客は週に一人ぐらい」という。これってほとんど客が来ないということでしょう。これでは採算がとれない。商売人から見れば「趣味の域を出ていない」となるでしょうね。
この店がどうにか成り立つ要因は何か。それはインターネットです。
この古本屋さんが扱う本の大きな特徴は、近代日本文学、文芸批評、美術批評、建築批評などの関係書籍にこだわっていることです。売上は古書即売会やインターネットに頼っているというのもうなづけます。
インターネットの最大の武器であり活用法は検索にあります。古本屋さんとインターネットの関係は意外と相性がいいのです。
街の古本街を歩きながら、いわゆる古本屋巡りを楽しみにしている方は多いでしょう。その一方で、学術書や論文集など過去の膨大なデータから瞬時に検索して目当ての資料にたどり着けるインターネットは便利です。
剣道や古武道、武士道に関わる古書や書籍もきっと膨大な数となるでしょう。突然剣道の話で恐縮です。実は私、リバイバル剣士の一人です。健康作りとメタボ解消のために12年ほど前から再開したのです。
と言うわけで先日も高野茂義先生の著「剣道一路」を探して分かったのですが、剣道愛好家が読んでみたいと思う書籍が、いつしか廃刊や在庫切れとなりなかなか手に入りにくいのです。
新しく出版されるものは書店で購入できますが、購入者が少なそうな剣道関連書籍は、書店にはなかなか置いてくれません。そこでインターネットでの注文となります。
技術論や講話集だけでなく、先人の記した武道に関する歴史や文化、哲学、人物評伝、国際的視点から見た武道や剣道など様々なキーワードで検索してみると、意外な書籍が現れてきます。
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■インターネットのメディアとしての特性
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ところでインターネットのメディアとしての特性とは何か。
それはお客あるいは見込み客との個別対応が即時かつ細分化され、個人に関する様々な情報が取れることでしょう。反面、購入の場としてのインターネットにこだわると、その可能性や活用の場を狭いものにしてしまうのではないでしょうか。
ネットで検索、選択してカタログや店舗で購入するというケースは今後も増えつつあると思います。その意味でも関係性マーケティングといわれるCRM、すなわちリレーションシップマーケティングの可能性を改めて研究し、深めていくことが大切なのではないでしょうか。
それはインターネットの普及に伴い、顧客を中心に「個人と深く関係を築いていく」マーケティングが深化し、情報を発信しつつコミュニケーションを深めていこうというマーケティングがさらに可能になったからです。
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