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長年、大手通販企業様のコンサルタントとしてご支援してきた実績より、成功のために必要なやるべきこと、を伝えます。

Ohkura.com Consulting   代表 大倉 伸夫

製造業の単品通販〜単品系通販の媒体戦略(2)

製造業の単品通販〜単品系通販の媒体戦略(3)〜1

2007年09月10日|コメント(0)トラックバック(0)

POINT

『通販には欠かせないインターネット』
『インターネット通販の現状』
『個別の売り上げを見れば』
『インターネット通販のいろいろ』
『理想的な姿』

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■通販には欠かせないインターネット
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インターネットが通販には欠かせないメディアになって来ている。
既にパソコンの領域を越え、携帯電話の中ですら多くの役割を果たそうとしているからだ。

では、単品通販のビジネスの中でも有効に使われているのだろうか。これはちょっと考えものだ。

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■インターネット通販の現状
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ちょっと通販協会のデータを使わせて頂く。これを見て頂きたい。

◆「2006年度(平成18年度)通信販売売上高について」
http://www.jadma.org/02oshirase/02d-tokei.html#year

(出典:日本通信販売協会 http://www.jadma.org/

このデータは通信販売協会が定期的に調査している通販協会会員社、及び業界全体の売り上げ金額を年次別にプロットしたグラフだ。

このグラフでは1997年から始まっているが実際にはもう10年ほど前から調査している。そこまではすべて上り坂で上向きのグラフになっている。ところが1998年から2年間不調期が続き2000年にようやく売り上げを回復している。2000年以降は順調な伸びを見せその傾向は未だ変わらない。
つまり小売業界でも珍しく順調に伸びている業態なのだ。

グラフチェック

しかしその中ではいろいろの動きを見せている。
その典型的な事例はカタログ通販が売り上げを落としているのだ。
この前後まで通販と言えばカタログがメインで、これが業界の売り上げを牽引してきたと言える。
しかし、やがてその力も落ち、停滞期に入っていると言えようか。(ただし、まだ不可欠のメディアではあるが。)

その間静かに伸びてきたのがインターネットだ。

インターネットの前身であるニフティーの時代からネットでの通販の技術的側面の研究、試行が進んでいた。しかし、何と言っても回線の速度や転送出来る情報の量からみて実業での使用は危ぶまれていた。

1997年前後からインターネットが徐々に動き始め、2000年には新しいメディアとして実用化し始めたのだ。転送速度、情報量の課題も解決された。決済方法や物流の仕組み、セキュリティーも改善された
・・・と言うことで一気に伸び始めたのだ。

もう一度先程のグラフを見て頂きたい。

大胆な仮定をするとすれば、2000年以降、カタログ通販の低迷はインターネットの売り上げに飲み込まれたのではないかとの類推も可能だ。つまりインターネットが新たな主役として登場してきたとも思えるのだ。当然すべてが麗しかったわけではない。

某カタログ通販系の企業ではインターネットで売り上げ1億を作るのに1年を要した。それだけ新しい技術はその特性を知るのに困難だった。


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■個別の売り上げを見れば
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ここでニッセン社の※37期決算説明会資料を覗いてみよう。
ニッセン社を選んだのは特に他意はない。
インターネット通販に優れた力量を持っていると判断されるからだ。
まず、ネットの顧客数。04年、05年、06年(以下すべて同一)、それぞれ

279万人 → 373万人 → 466万人 

と増加している。
インターネット売り上げシェアは

23.6% → 28.8% → 33.7%である。

ただし顧客数は最近500万人を越えたと聞いている。
しかも計画を一年前倒しで

次にインターネット経由の売り上高。

299億円 → 370億円 → 407億円

とこれも伸びている。
そしてカタログからの売り上げ、つまりカタログを見て、インターネットで購入する売り上げが

164億円 → 163億円 → 150億円。

つまりカタログ経由での発注が減少しているのだ。
一方コンテンツ、つまりネットのみでの売り上げが

135億円 → 207億円 → 248億円

と伸びている。

※37期決算説明会資料
(出典:ニッセン 2007年1月31日決算説明会プレゼンテーション資料
   2)セグメント別の業績と振り返り †サイト公開資料より
 http://info.nissen.co.jp/ir/presentation.htm )


1億円の売り上げを作るに四苦八苦していた時代が既に彼方のように感ずる。
実はこの数値の中にはインターネットが持つ大きな可能性を感じさせる物がある。
その一つは確かにインターネットの売り上げ全体だが、その陰に隠れている純ネットの売り上げの推移だ。

純ネットとはインターネットのみの技術による売り上げを言う。
これはインターネットで検索し、商品確認しそして購入した数字だ。
つまり、純粋にネットで作られた売り上げということ。

もう一つはモバイルだ。確かにモバイルでの発注は冗長でやりにくい面はある。
まだまだ改善の余地を残している。
しかし着実に若者達のインターネットアクセスのツールに成長している。

携帯は電話でありながら、会話のみに使用している人は少ない。
メールで情報を交換している時間の方が多くなっているのだ。
これがやがてインターネットを使い情報検索を始めれば・・・・・。

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■インターネット通販のいろいろ
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インターネットで通販をするビジネスといっても一様ではなく、いくつかの
形態に別れるようだ。

1)モール系
 いわゆる楽天、Yahooに代表されるモールであり、基本的に自社で商品は扱わない。

2)エンターテイメント系 
 アマゾン、チケット・ぴあ、TSUTAYA に代表されるエンターテイメントのスペック商品を扱う分野。

3)パソコン、家電系
 DELL、ヨドバシ、日本HP、ソニー社。

などが顕著であろうか。

さて、この中に我らが単品通販系はあるだろうか。

確かに単品というジャンルでこれといったビジネスモデルを確立しているところはあまり目立たない。

では単品通販のインターネットのサイト構成はどうなっているだろうか。
また「やずや」さんのサイトマップで、さっと見てみよう。

まずトップページ、ここは今月の推薦商品や人気商品の案内、編集部の特別編集記事。次いで商品の案内、無料サンプル新規会員登録、メルマガの登録・・・と続く。
そして買物ページ、会員限定メニューと進む。最後にご利用ガイドになる。
ちなみに会員限定メニューというのは登録内容の確認や発注済みの商品の確認などだ。

他社もおおむね変わらない構成だ。

よく見ると単品系通販では一つだけポイントがある。
他のインターネットビジネスが主として商品の販売を前面に出しているのに対して、単品系では「会員」に力を入れていることだ。

おそらく、サンプルの請求の募集であったり、会員の登録やメンテナンスであったり、会員情報交換であったりする。

そうか。単品系の通販のインターネットサイトは、商品を販売する以前の新規顧客の獲得、及び商品受注、受注以降の情報提供サービスなどが主なのだ。
「商品を売りたい」と言うよりも、見えない「顧客を見えるようにし、交流をしよう」とすることなのだ。

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■理想的な姿
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本当だろうか。インターネットは単にそれだけのパワーなのだろうか。
違うだろう。

例えばブログという世界。ここでは全く自由にのびのびと、品性を維持しながら(そうでないのもあるって。)自分の意見を言っているじゃないか。
それに対して多くの人が自分なりの意見を書き込み刺激しあっている。
SNSを見てみよう。クローズの世界でやはり参加者が対等の関係を保ちながら意見交換をしている。全く口コミだ。

単品通販のインターネットの中でもこんな世界はまだ無いのだろうか。
単品通販の中で理想型と言うのは何だろう。

それはまだ、世に出てきていないかもしれない。または単品通販の世界にそぐわない物かもしれない。

しかし、一つのイメージはある。
前回も紹介したようにマーケターと顧客が密接に情報を交換することによって成り立つビジネス。
前回は旅行の通販と言うことで説明したが・・

◎製造業の単品通販†単品系通販の媒体戦略(1)

それではここで簡単に復習しておこう。
「同一の趣味や目的を持つ人々が(旅行通販の顧客)、その方面で知識や行動出来る特定個人(ツアーガイド)とその地方や文化の情報を交換しながら、自ら旅を設計し実施する集団。」
これが基本になる小集団だ。コミュニティーだ。
そしてその中心になるのが実はインターネットだ。
インターネットが情報という方法でこの集団を維持して行くのだ。

旅の情報を投げかけ、意見を交換し、旅を設計し、仲間を集め、発注し、実施する仕組みだ。

これを取り巻くもの(旅行通販企業)がツアーガイドに「移動手段」と「宿泊」という基本商品と、そしてより高い知識を集団全体に提供する。

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