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『メール道』『Blog道』の著者であり、多くの連載記事を抱える著名人です。お客様とのコミュニケーションにお役に立てる記事満載です。

久米繊維工業株式会社   代表取締役社長 久米信行

「メール道」で通販におけるメルマガを考える

ブログでわが道を刻んでいく

2006年10月30日|コメント(0)トラックバック(0)

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■私にとってのブログとは
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みなさま、こんにちは。

今回より「メール道」に続きまして「ブログ道」の連載を担当いたします
久米繊維工業 三代目の久米 信行と申します。

◆久米繊維工業 http://kume.co.jp/
◆受注サイト    http://t-galaxy.com

『ブログ道』の著者でもあります。

『ブログ道』

縁あって3年ほど前から、ブログを書き始めることになりましたが、今では、私の人生においても、日々の商売においてもなくてはならない大切なツールとなりました。

ブログと聞くと、まだweb日記だと思われている方が多いかもしれません。
現に、日記として活用している個人が、今のところ圧倒的でしょう。

しかし、ブログの実態は、誰でも簡単にインターネットで情報発信できる、その記事を分類・管理できるコンテンツ・マネジメント・システムです。

いわば簡単ホームページ作成ツール簡単ネット出版ツールなのです。

むしろ、法人によるビジネス活用にこそ有効だと考えますが、まだまだ普及はこれからでしょう。

しかし、私がブログに惹かれるのは、その簡便な機能に対してではありません。

法人個人問わず、誰もが気軽にブログで情報発信を行う点
ひとりひとりのブログに想いや生きざまが自然に刻まれていく点

に、心惹かれているのです。

わが道を歩む人が、日々ブログに夢や志を書き込んで行けば、いつしか、そこに共感・共鳴する人たちが集い、新たな出会いや活動が生まれていくと思うのです。


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■ブログでの相互PRがベストセラーを育む
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私にブログを勧めてくださった恩人は、ネット通販コンサルタントの山田 雅彦先生でした。

勧められるがままに楽天ブログを始めましたが、その、わずか数日後に驚くべき光景を目にすることになりました。

ある作家のブログに端を発したネットコミによって、聞いたこともなかった本が、Amazonで1位になるのを目撃したのです。

お互いにブログで出会って交流のある150名を超える作家、ライター、出版者が、それぞれのブログやメルマガで紹介しあってネット書店へと誘導したのです。

それは、その場限りのことではありませんでした。
仲間が本を出すたびに相互に、それも無償で紹介しあっていたのです。


私は、最初、商売人の悪い癖で...
「これは、営利目的で結びついた商業的コミュニティではないか」
・・・と勘ぐっていました。

しかし、有力ブロガーのみなさんにお会いする機会を重ねるうちに、そうとばかりも言えないということがわかってきました。

多くのブロガーから愛され、紹介を受けている方に接しますと、

「メール道」でもご紹介した「おもてなしの心」・・・

Give & Give & Given = 与えよさらに与えん。与えよいつか与えられん

 目先の欲得にとらわれず、目の前の縁者のお役に立ちますように
 情報を隠さず分かち合うこと。与え合うこと。
 そこに真心を添えること。心を込めること。」

・・・をお持ちだとわかったのです。


そして、私自身もブログを書き進むうちに、ブロガーの心意気がわかってまいりました。

ブログなら好きなように書けると、自分の宣伝や広報ばかりしている時には、何とも言えない居心地の悪さを感じてしまうのです。

反面、敬愛する縁者や仕事ぶりを、心から紹介したくて記事にした時は、独特のさわやかな気分を覚えるのでした。

もちろん、誰かのブログで、私のことや、その分身であるTシャツや書籍のことがほめられていたりすれば、天にも舞い上がる気持ちになるのです。


ですから、ブログもメールと同様に、大切な縁者と思いやりの心があってこそ、初めて成り立つのではないかと思います。

自分勝手に書いたところで、互いの進歩も共感も生まれないのです。

ブログは、相互に紹介しあい高めあう相対的な交流ツールであり、自己啓発ツールであると感じているのです。


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■ブログは自分と商売を活性化するツール
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ブログを使えば、ITの知識がなくても、誰もが簡単に気軽に情報発信できるのは事実です。

しかし、ブログを書き始めてしばらくすると「書くこと」がなくなってしまう自分に気づいて愕然といたします。

もちろん日々遊んで暮らしているわけではありません。

毎日、寝る間もなく忙しく活動し、「正月が過ぎれば、もう年末」といった仕事漬けの生活を送っているのです。

それなのに「なぜ書くことがなくなるか」
よくよく考えてみますと...

去年と同じ今年を、昨日と同じ今日を繰り返し送っているからだと気づきました。

忙しさにかまけて、本も読まず、映画も見ず、音楽も聴かず、
さらには、新商品や新サービスを考える暇もなく....。


ところが、ブログを書く以上、誰しもカッコをつけたくなるのが心情です。

昨日と同じ記事を書くのは嫌なのです。

そこで何か新しいことを、しばらく忘れていたことを、もう一度始めてみようと思いました。


仕事ばかりに偏って犠牲にしていた、自分の時間を取り戻し、自分への投資を少しずつ再開するようになりました。

日々、見過ごしてきた、通勤途上の自然の風景にも優しいまなざしを向けるようになりました。

こうして感じた喜怒哀楽や、気づきを、ブログに書いたり、静かに自分の心に刻んだりするようになりました。


すると不思議なことに、以前よりも斬新なビジネスや商品のアイディアが浮かぶようにもなったのです。

ブログを書くことそのものよりも、自分自身を再度活性化させることの方が大切でした。

新しい情報収集や体験学習に取り組んで、鋭敏な感性を取り戻したことの方が、私にとって大きな成果だったかもしれません。


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■ブログで作り手の想いや営みと、買い手の満足を一致させる
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もちろん、ブログが販売に役立たないはずがありません。

これまで通販カタログの限られたスペースで知り得る情報は、キャッチコピーやお勧めポイントと、必要最低限の機能情報でした。


しかしながら・・・

どんな作り手にも、その作り手なりの想いや理念があり
どんな商品にも、その商品なりの誕生秘話や人知れぬ物語があるのです。

これまで、「秘すらば花」と語られてこなかった作り手の物語こそ、インターネットを通じてお客様が知りたがっていることなのです。

それは決して、インパクトのあるキャッチコピーや、うっとりするような美辞麗句で綴られる必要はありません。

また「プロジェクト〜」のような、劇的な美談になっていなくとも良いと思うのです。

むしろ、多くのお客様は、美しく整った情報が「広告」であることに気づいてしまうと思います。
あるいは、いとも簡単に、美談の中の虚構を見破ってしまうかもしれません。

肩の力を抜いて、日々のことを淡々と書けば良いはずです。
年月を経て、自ずと物語が、ブランドが形作られていきます。


私も、これまでホームページには書かなかった想いを、なぜかブログには自然に書けたことに気づきました。

それは、販売促進のために書いたというより、日々のブログ記事のために書くべくして書いたことでした。

例えば、経営理念を高らかにうたった記事は、私たちの第二創業にあたっての求人募集のためでした。

また、NPOのお客様がほれ込んでくださったオーガニックコットンTシャツの記事を通じて、私たちの環境方針を、WEBサイトの文言以上にご理解くださった方もいらっしゃるかもしれません。


おそらくは、日々の仕事を通じたブログ記事の中にこそ、経営への熱意や、開発者の商品への想いが
宿るのではないでしょうか。

そして、毎日読んでくださるような大切なお客様には、その想いや物語が自然に伝わり染み入っていくのではないでしょうか?


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■ほれ込んだものを、ほれこんだ人からほれ込んだ人へ
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縁あって、今年から明治大学商学部で「ベンチャービジネス論」と「起業プランニング論」について1年間講師を勤めています。

受講生のみなさんには、近江商人の

 「三方よし = 買い手よし 世間よし 売り手よし」

を感得していただくために、講義の冒頭で「てんびんの詩」という鍋ぶた行商のビデオを見ていただきました。

その上で、一人ひとりがブログを立ち上げて、いわば「ネット行商」を1年間続けるという授業です。

前期では、60名の履修者のうち20名が最後までがんばり、名刺代わりのブログを完成させることができました。

後期は、いよいよネット行商です。

自分が心から「ほれ込んだ商品」を見つけ出した上で、その商品を作った経営者や開発担当に実際に面談して売らせていただく。

そして、自分に「ほれ込んで」のブログに集まってくださった未来のお客様に買っていただく。

そんな小さな挑戦を、商売未経験の学生たちが始めています。

 ほれ込んだものを、
 ほれこんだ人から
 ほれ込んだ人へ

真心をこめて商品をご紹介しお届けするために、どこまでの想いと物語をブログで語れるかに挑戦しているのです。

これこそ「商いの原点」ではないかと思います。

そして、学生たちにとってはブログ道の「始発点であり、到達点である」と考えております。


今回の連載でも、ブログという新しいツールを、商いの原点に立ち返って、いかに活用するかを、みなさんと一緒に考えていこうと思います。

どうぞおつきあいのほどよろしくお願いいたします。

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