アクセス解析〜「攻めの解析」にどう繋げるか
POINT
『「守り」と「攻め」』
『AIDMA(AISAS)の法則』
『「攻め」の改善が費用対効果を高める』
『「攻め」の解析に必要な仮説力』
『「ツール」任せになっていないか』
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■「守り」と「攻め」
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アクセスログの解析は、「守り」的な要素だけでなく、いかに目標達成に繋がる施策を"効果的に"実践するかという、「攻め」の要素が重要です。
守りと攻めは表裏一体です。攻撃のための防御、防御のための攻撃という武道のようなものですので、切り離して考えること自体に無理があるのですが、攻めに繋がっていないケースが多いようですので、敢えて切り離して書いてみました。
では、その「攻め」とは、どんなことを指すのでしょうか?
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■AIDMA(AISAS)の法則
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消費者行動の原則として有名なのが、「AIDMA(アイドマ)の法則」です。
これは、
◆Attention(注意)
◆Interest(関心)
◆Desire(欲求)
◆Memory(記憶)
◆Action(行動)
という一般的な行動パターンを表す言葉です。
最近は情報化社会の傾向として、それが「AISAS」に変わってきていると言われます。
つまり、
◆Attention(注意)
◆Interest(関心)
◆Search(検索)
◆Action(行動)
◆Share(共有=情報発信)
ということです。
いずれにしても、最初に来るのはAttentionとInterestで、企業にとっては
「何で存在を知ってもらい、どこに興味を持ってもらうか」を
常に考える必要があるということです。
Webサイトを作り、そこでビジネスを行う場合は、常にこれらの法則を念頭に、コンテンツやプロモーション施策を考える事が肝心です。
私は、Webサイトを広告媒体と混同してしまうことの危険性を常に話しているのですが、Webサイトと広告媒体の最大の違いは「媒体価値があるかどうか」であり、Webサイトの場合は、作っただけでは媒体価値はありません。
何の情報を誰に伝えるために、どのような場所に露出するか。
あるいは、どのような施策でサイトを認知してもらうかを最初に考えないといけないわけです。
アクセス解析が「攻め」に繋がっていないケースというのは、ユーザー行動の分析が、これら"A(Attention)とI(Interest)"の継続的改善に活かされていないケースを指します。
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■「攻め」の改善が費用対効果を高める
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Attentionのために考えられる方法としては、検索エンジンのリスティング広告、ポータルサイトやメルマガへの出稿、YouTubeなど投稿サイトを使ったプロモーションなど、さまざまな方法が考えられます。
Interestに関しては、「どんな情報を、どのように見せるか」ということですので、広告のクリエイティブや文章表現、あるいはサイトの訴求ポイントやランディングページなどで興味をひく作業になります。
いずれにしても、そのような「攻め」に必要なのは試行錯誤です。PDCAマネジメントサイクルの中では、アクセスログを解析(Check)し、問題点を改善(Action)するという部分ですね。そこが肝心です。
さまざまなキーワードでリスティング広告を出稿している企業は多いと思いますが、
◎広告の文章は試行錯誤しているでしょうか?
◎広告の配信時間は、考えているでしょうか?
◎そのキーワードは検証されているでしょうか?
◎キーワードの"ゆれ"は理解できているでしょうか?
たとえば、蜂蜜を販売するサイトの場合、「はちみつ」「蜂蜜」「ハチミツ」と、それぞれほぼ均等に検索されています。どのキーワードでどんな広告表現を行い、それがどんな結果(コンバージョン)に繋がっているのか。アクセスログを解析することでそれらを検証し、改善を繰り返すことで広告の精度(費用対効果)
は改善されていくはずです。
文章表現とランディングページのバランスも重要です。広告の文章表現を変える、あるいはランディングページを変えてみることで、コンバージョン率が格段に向上した事例は数多くあります。
あるいは、アクセスの多い時間帯に、リスティング広告の配信設定を行うことで、効率に差が出るかもしれません。弊社の場合、そのような事例があるのですが、いずれにしても解析結果を「攻め」に活用することが、Webの費用対効果を高める最重要施策と言ってもいいでしょう。
Google Analyticsの場合は、Google Adwordsとデータ連携できますので、他のツールと比べてもAdwordsの効果検証には秀(ひい)でていますが、もちろん他の広告の効果を検証する機能もあります。
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■「攻め」の解析に必要な仮説力
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さて、PDCAマネジメントサイクルにおける「C(Check)とA(Action)」の話をしてきましたが、その際に忘れてはならないことがあります。
それは、C(Check)とA(Action)の間に必要な「仮説を立てる」という作業です。
アクセスログのデータを検証したところで、そこに答えが書かれているわけではなく、あくまでもユーザー行動の実態が分かるに留まります。
そこから「なぜそうなるのか」「原因はどこにあるのか」を推測することが、次のアクションに繋がるのです。
それが、「仮説を立てる」ということです。
この時点では、それはあくまでも仮説に過ぎません。それに基づいた改善が正しかったかどうかは、次の「C(Check)」(=検証)を待つしかありません。
◎そのキーワードとランディングページにギャップはないですか?
◎その広告表現は的確ですか?
◎対象ユーザーは、そのキーワードで検索するのですか?
◎ランディングページは細かい文字だらけじゃないですか?
◎いかにも素人が作ったようなページではないですか?
◎料理がまずそうに写ってませんか?
◎購入に至るまでのステップが多すぎませんか?
◎胡散(うさん)臭そうな表現はないですか?
◎何が言いたいサイトなのかひと目で理解できますか?
◎熱意が伝わっていますか?
Webサイトを作成するときは、「目的」と「対象ユーザー」を可能な限り細かく、明確に設定しないといけないことは、これまで繰り返し書いてきた通りですが、それができていれば、ユーザーの立場で仮説を立てることができるはずです。
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■「ツール」任せになっていないか
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忘れてならないのは、それらはツールでできることではないということです。
いかに機能が進化しようとも、ツールにできることは、データの抽出と整理のみです。ツールでできることとできないことを明確にしないまま、サイト運営を続けている企業が見受けられますが、ツールですべて解決できるという勘違いは、Webビジネスが失敗する大きな要因です。
それが、アクセス解析が「攻め」に繋がっていない主な原因と言ってもいいでしょう。
アクセス解析が成果に繋がっていないと感じる企業は、自社で導入しているツールで、できることとできないことを整理し、できないことは誰が担当するか、あるいはアウトソーシングするべきかを、一度検討されてみてはいかがでしょうか。
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