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戦略的なWebサイト構築・運営を手掛けるエクストラコミュニケーションズ社より、多くのECサイトを手掛けてきた実績ノウハウをお伝えします。

(株)エクストラコミュニケーションズ   代表取締役 前野 智純

アクセス解析〜効果的な解析のために必要な「見える化」とは

アクセス解析〜高性能無料ツールのメリットとデメリット

2007年01月16日|コメント(0)トラックバック(0)

POINT

『今回のテーマは!』
『ログ解析ツールの種類』
『タグ型の解析に衝撃を与えた、Google Analyticsのメリット』
『Google Analyticsのデメリット』
『ない機能は他のツールで補完する』
『インフラは安いほどいい。問題は、いかに使いこなすか』

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■今回のテーマは!
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今回は、アクセスログ解析ツールの話をしましょう。

ドライブの目的地

アクセスログに関連する記事で、ツール(アプリケーション)の話を避けるわけにはいきません。
いくら「ログ解析術」を学んでも、使用するアプリケーションでそれができなければ、意味がないからです。


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■ログ解析ツールの種類
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ログ解析ツールは、大きく分けて

「ログ型」
「タグ(スクリプト)型」
「パケットキャプチャー型」

の三種類があります。

ごく簡単に説明すると、

◆ログ型=サーバに溜まっていくログを解析
◆タグ型=特定のコード(スクリプト)をページに埋め込んで解析
◆パケットキャプチャー型=ネットワーク内を流れるパケットをすべてキャッチして解析

それぞれ特徴(メリット・デメリット)があるのですが、現在最もたくさん使われているのは、導入が簡単なタグ型でしょう。

また、最も詳細に解析できるのはパケットキャプチャー型です。


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■タグ型の解析に衝撃を与えた、Google Analyticsのメリット
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前述の通り、タグ型とは特定のコードを各ページに埋め込んでいくことで、ユーザー行動を分析します。そのため、各ページに埋め込む作業が必要です。

「DreamWeaver」などのオーサリングソフトを使えば、特定スクリプトを全ページに一括で埋め込むことが可能なので、CMSを用いずに静的なWebページを作っている人は、活用するといいでしょう。

さて、弊社「株式会社エクストラコミュニケーションズ」は昨年、タグ型のログ解析ツールである『Google Analytics』の解説本『Google Analyticsではじめる 儲けるためのアクセス解析術』を上梓しました。

タグ型だけをとってみても、非常にたくさんのツールがあるのですが、なぜ弊社がこれを採り上げたのかというと、

◆非常に豊富な機能がある
◆無料
◆マーケティング的な発想がある

という、メリットがあるからです。

Google Analyticsは、Urchinという非常に高性能な有料アプリケーションがベースになっていますので、機能面では最初からお墨付きがあったようなものですが、Googleによってその「無料ASP」がはじまったということで、一昨年のリリース時は大きなインパクトがありました。

多くのサイト運営者にとって、これは非常に喜ぶべきものです。なぜなら、本格的にログ解析を導入してマーケティングに活かそうと思えば、さまざまな機能が必要で、それらを満たしているツールは導入時に数十万〜百万円以上は掛かるものだったからです。

※Web運営に最低限必要なログ解析ツールの機能は、『目的を定めたアクセス解析でユーザーと対話する』に書いています。

また、マーケティング的な発想とは、さまざまな広告の費用対効果を分析したり、Googleのアドワーズ広告のデータを手軽に取り込んで、広告効果を検証することができるところです。

費用対効果の検証は、Google Analyticsだけの機能ではありませんが、前述のように、それが無料化されているところが素晴らしく、またアドワーズ広告との密なデータ連携は、他のツールでは当然できないことです。


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■Google Analyticsのデメリット
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では逆に、Google Analyticsのデメリットとは、どのようなものでしょうか?

1)ASPだけにデータが第三者(Google)に保持されること。

しかし、これはGoogle Analyticsだけでなく、すべてのASPサービスについて言えることです。

2)アクセス数による制限とデータ保持日数に制限があること。

Google Analyticsは、月間500万PVまでに制限されています。しかし、アドワーズ広告を出稿しているサイトであれば、無制限で利用できます。

もっとも、月間500万PVを上回るような「勝ち組サイト」は、すでに何らかのログ解析を入れていると思われますので、Google Analyticsは補助的な利用になるのでしょうか。

データ保持日数は、ASPである以上は避けられません。TSV(Tab Separated
Values:タブ区切り)やXML形式でデータをDL(ダウンロード)できますので、一定期間ごとに保存しておくといいでしょう。

3)モバイル解析ができない。

これは、Google Analyticsだけでなく、タグ型の"宿命"的なところでもあります。

モバイルは、根本的な仕組みがPCサイトと異なりますので、そもそもこの形では満足にユーザー行動を解析できないのです。

これを解決するツールは、パケットキャプチャー型です。このツールは高額ですが、モバイルサイトの詳細な解析がリアルタイムで可能です。

代表的なツールに、オーリック・システムズ社の「RTmetrics」があります。


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■ない機能は他のツールで補完する
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上記で補助的な利用と言いましたが、ログ解析ツールは、何もひとつだけしか利用できないものではありません。

ログ型とタグ型を組み合わせるのも可能ですし、弊社の会社サイトの場合は、タグ型を二つ入れています。

ひとつは「Google Analytics」で、
もうひとつはRTmetricsのタグ版である「myRT」です。

ログ解析で必要とされる機能は、最低限必要という一般的な項目
(詳細については、『目的を定めたアクセス解析でユーザーと対話する』に書いています。)

はありますが、やはりサイトの目的等によって異なる部分があります。

すべてに完璧に使えるツールを探すのではなく、足りないものは他のツールで補えばいいのです。

ただし、コスト的な部分はもちろん、ツールによってはサーバ負荷やページの読み込み速度などにも注意してください。

上記で上げた2つのツールはいずれも無料で使えるもので、弊社は片方でできないことを、もう片方で補完しています。


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■インフラは安いほどいい。問題は、いかに使いこなすか
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どんなビジネスでも、いやビジネスだけでなく、私たちの生活の中のインフラコストは、安ければ安いほうがいいはずです。インフラが高ければ、活動の幅は狭くなってしまいます。一般道に高速道路並みの料金が必要になれば、経済活動がフリーズしてしまうのと同じです。

いまやログ解析のないWebビジネスに、成功はあり得ません。
それは、ログ解析がユーザー(お客様)と対話をする姿勢そのものだからです。

そして、それはもはや"インフラ"と言っても過言ではありません。
Webを運営するうえで、日常的に使いこなす必要があるからです。
であるならば、そのコストは安ければ安いほどいいに決まっています。

その意味で、無料で使える高性能なツールを紹介しているのですが、もちろん無料でないといけないという意味ではありません。

何より重要なのは、それをどのように使いこなすかです。

道路が無料で走れるようになっても、車の運転方法と交通ルールを知らないと、そしてドライブの「目的地」を持たないと、まったく意味がありません。
無料で使える高性能なツールが出てきた今は、そのステージに移っているのです。

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