Home > 通販支援Blog > EC運営 > ネット通販をプロデュースする! > 【第48回】競合過剰の時代。打つべき手段は

EC運営

ネット通販をプロデュースする!ナビゲータ写真
記事一覧へ

戦略的なWebサイト構築・運営を手掛けるエクストラコミュニケーションズ社より、多くのECサイトを手掛けてきた実績ノウハウをお伝えします。

(株)エクストラコミュニケーションズ   代表取締役 前野 智純

【第48回】競合過剰の時代。打つべき手段は

2017年06月12日|トラックバック(0)

POINT

『大競合時代』
『ユーザー行動にも大きな変化が』
『とにかく絞り込め』
『部分一位を狙う』

──────────────────────
■大競合時代
──────────────────────

 いいところではありますが、基本、(ネット通販には)誰でも参入できてしまいます。今までのカタログやテレビといった媒体とは違い、ネットの場合は、お金のある大メーカーだけでなく、小規模な小売店も通販に参入することが可能です。もちろん、資本力によってマーケティングの中身も違ってきますし、通販は後方作業や設備への負荷が思いの外大きいものですので、多くの予算を割ける企業が有利なのは言うまでもありませんが、それこそ100万円程度あれば、形の上では通販に参入できてしまうことも事実です。

そのため、必然的に、参入が過剰になります。一方、日本の人口減少は人類史上例を見ないと言われるほど激しく、市場のパイは縮小の一途。商品が売れにくくなるのは当然の現象です。

──────────────────────
ユーザー行動にも大きな変化が
──────────────────────

 また、ネット上のユーザー行動にも変化が表れています。例えば、検索エンジンの利用者がSNSなどに流れていることで、ネット通販の常套的な手段である検索エンジンのリスティング広告も、競合はたくさん出てくるものの、費用に見合う効果が得られにくくなっています。言うまでもなく、スマホの普及によるユーザー行動の変化です。しかし、ではその次の手段となると、多種多様な広告はあるものの、これといった決め手に欠けるのが現状。

物流や決済も、イノベーションの時代が始まっています。シンガポールのように、街なかに宅配ポストが増えることにもなるかもしれません。そうなると、ますます通販が小売りの中心になる事は自明で、通販に参入する事業者もますます増えるでしょう。つまり、ますますモノは売れなくなります

──────────────────────
■とにかく絞り込め
──────────────────────

 商品三分に売り七分。今売れている商品を見てください。よくある商品は、他社より安くないと売れません。多くの小規模事業者は、その消耗戦は避けたいはずです。ある程度高くても売れるのは、何らかのエッジが聞いた商品です。テレビに出てくるイロモノ的な芸能人と同じ構図です。エッジの効いた人じゃないと、どのような位置づけで出演させればいいかわかりません

先日、某化粧品メーカーの社長と、その件で話していました。化粧品メーカーと言っても、日本には1500社程度あると言われています。聞いたことのないブランドは、山ほどあります。その中で商品を売っていくには、ベネフィットが瞬時に伝わるくらい、それこそネーミングからそれを訴求するくらいの絞り込みが必要です。(大手ですが)K製薬の商品などは、その商品名で商品特長がわかるため、非常に戦略性を感じます。

しかし、大手出身のその社長は、総合的な品質へのこだわりが強く、一点を強くしても意味がないと繰り返します。たしかに、それは正解かもしれません。しかし、こと「モノを売る」ということに関しては、そのなかでも一点を浮かび上がらせないといけないのです。あれにもこれにもいいとなると、結果、何の特徴もない、テレビで言うと、使う意味を感じない、その他大勢のタレントになってしまいます。

──────────────────────
■部分一位を狙う
──────────────────────

 著名人の誰々が使っているとか、そんな手法は大手だからできること。競合過剰の時代は、より特徴を絞り込む。無名の商品の場合は特にそうです。その絞り込んだ分野で、一位を獲得することが重要です。楽天に出品しているのなら、かなり細かくカテゴリー分けされていて、重複するカテゴリーも複数見つかるはずです。その中で、まず勝てそうなカテゴリーを調べて、そこで徹底して一位を狙っていくのです。どこかの政治家ではありませんが、2番は意味がありません。そのカテゴリーで一位を狙ってください。

(前野智純)


トラックバック(0)

・このブログ記事を参照しているブログ一覧:

【第48回】競合過剰の時代。打つべき手段は


・このブログ記事に対するトラックバックURL:

http://www.scroll360.jp/mt/mt-tb.cgi/2310

Home > 通販支援Blog > EC運営 > ネット通販をプロデュースする! > 【第48回】競合過剰の時代。打つべき手段は