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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第71回】dマガジンにみつけるスマホのヒント

2016年10月24日|トラックバック(0)

POINT

『アンリミテッドの蹉跌と功績』
『横浜銀蠅のいま』
『大づかみでトレンドを』
『スマホファーストの時代だから』

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■アンリミテッドの蹉跌と功績
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 アマゾンが鳴り物入りではじめた読み放題サービス「アンリミテッド」に暗雲が垂れ込めています。漫画、書籍、そして雑誌の読み放題を掲げて船出するも、早々に人気漫画、写真集の閲覧が不可となり、しばらくもせず講談社、光文社、小学館の書籍が読めなくなりました。とある弁護士が監修するというメルマガは「アマゾンに忍び寄る巨額賠償(意訳)」と煽っていましたが、私の見立は全く別。守秘義務の壁から真相が明らかになることはないでしょうが、IT業界のビジネスの常識からこの騒動を、論壇サイト「ASREAD」の拙稿「アマゾン・アンリミテッド閲覧不可の本当の問題(http://asread.info/archives/3685)」で読み解いております。

 騒動の行方はともかく、アンリミテッドに代表される「読み放題サービス」が、なかなか利用者の広がりを見せぬ日本の電子書籍業界に新風を吹き込んだ功績は認めるべきでしょう。そして通販業者のWeb担当者ならば、「読み放題」は積極的に利用すべきサービスと考えます。とりわけ「雑誌」の乱読は、モバイルファーストの時代に数々のヒントを与えてくれます

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■横浜銀蠅のいま
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 読み放題サービスはアンリミテッドの他にも、楽天の「楽天マガジン」、ヤフーの「Yahoo!ブックストア」などがあり、それぞれ利用料など、仕様が微妙に異なります。私が利用しているのはドコモの「dマガジン」。Tu-kaの流れを汲む「au」ユーザーですが、ドコモのサービスを選んだのは「週刊文春」と同じ月額利用料400円(税抜)だったからです。最安値は380円(税抜)の「楽天マガジン」ですが、必ず読むであろう「週刊文春」と同じ価格という親しみは、月額20円の価格差を上回ります。価格は安ければ良い、というものではありません。

 以来、ほぼ毎日更新される、新着雑誌を読み耽っています。「週刊文春」はもちろん、「anan」に「AneCan」、ゴルフをやらない私が「ゴルフダイジェスト」もパラパラとめくるのは情報収集。本稿執筆時の「ゴルフダイジェスト」最新号では、俳優の「えなりかずき」さんの連載を見つけ、モノクログラビア「4人1組」のページからは「元横浜銀蠅」の「Jonny」さんがキングレコードの上席役員になっていることを知ります。これらの情報が、今日や明日に仕事に役立つこともないでしょうが、日頃手にしない雑誌には新しい刺激が詰まっています

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■大づかみでトレンドを
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 総合週刊誌はもちろん、男性向けなら「Tarzan」や「DIME」、女性なら「Oggi」や「Hanako」、新婚や新米ママさんなら「たまごクラブ」といった専門性を帯びた雑誌には、トレンド情報が満載です。最新情報はネットの方が早いイメージがありますが、実は雑誌からの転載記事が多く、むしろ「遅い」ことも少なくありません。Web媒体の多くは低予算で、ノウハウに乏しいところに至っては、雑誌記事の後追いをすることもあるからです

 また、雑誌は「タイアップ」記事に代表されるように、各種「大人の事情」でブームを無理矢理つくりだそうと目論むことがあります。必ずしも目論見が成功するとは限りませんが、雑誌に目を通すことで、ざっくりとでも情報を掴んでおけば、瓢箪から駒で「トレンド」になったときに乗り遅れることはなくなります。

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■スマホファーストの時代だから
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 「読み放題」のなかで、とりわけ雑誌をオススメする理由は、雑誌特有の「レイアウト」です。雑誌は紙面という物理的制約の中に、必要な情報を納め、女性誌などはその上「オシャレ」を散りばめます。見開きページを除けば、「縦長」を基本としており、それは「スマホ」の画面に通じます。ウェブ動画制作のモバーシャルの調査結果は、2015年7月といささか古いながらも「縦画面」の利用者増加が報告されており、街角を観察していても縦でのスマホ利用を多く見かけるのは、決して「ポケモンGO」の利用者だけではないでしょう。

 テレビとの互換もありパソコンは永らく横長画面が主流で、ノートパソコンもやはり横長です。いきおい、Webの世界は横長をベースに設計されてきました。ところがスマホは縦型で、雑誌の各ページも同じく縦型です。極論をすれば、オシャレ雑誌のレイアウトを、そのまま拝借できるのがスマホの画面ということです。

 厳密にはレイアウトにも著作権が発生するという解釈もあり、丸ごとのパクリは推奨しませんが、モバイルファーストの昨今、縦レイアウトのヒントに出会える雑誌の読み放題をオススメします。

 

◆社長のための裏マニュアル
情報はもちろん、レイアウトの参考となる「読み放題」


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