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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第68回】コンビニ受け取りというビジネスチャンス

2016年04月25日|トラックバック(0)

POINT

『アマゾン有料化の衝撃』
『配送料という手かせ足枷』
『狭い国土に狂気の物流網』
『コンビニ受け取り対応

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■アマゾン有料化の衝撃
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 ネット通販の巨人「アマゾン」はこの4月6日、2000円未満の商品の通常送料無料をやめました。これにWeb界隈は騒然。悲鳴と怒号と憶測が飛び交っていました。しかし、そもそもアマゾンは「1500円以上で送料無料」が「売り」で、「無料」はキャンペーンの一環としてはじまったものです。いわば、正常化のついでにちょっと値上げをしただけのこと。そしてアマゾンの施策変更から、今後のネット通販における方向性が垣間見え、同時にネット通販企業にとっては、新たなビジネスチャンスが浮かんできます

 アマゾンが無料をやめた理由には諸説あり、Web界隈では、年会費を払えば送料無料が継続される予定の「プライム会員」への移行を促すという説が有力ですが、「ネットショップ担当者フォーラム」の記事によれば、北米以外の事業で9100万ドルの営業損失をだしており、収支改善のための値上げとみるのが妥当です。アマゾンはNASDAQ市場に上場している企業。赤字の放置を株主は許しません。


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■配送料という手かせ足枷
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 やはり収支と関連しますが、「送料」の支払先となる「宅配」が抱える課題も、無料中止の背景として考えられます。物流量は増え続けるなか、少子高齢化により物流業界は慢性の人手不足に陥っており、現場のドライバーにまで「リクルート」が課せられており、誰でも良いから紹介してくれと、配達時に泣きつかれたこともあります。実際、政府も参画している「ドローン」や「自動運転」の先には、宅配人員を補完する狙いもあります。

 技術開発を待つ間も、荷物を待たせることはできません。人手を確保するには、待遇改善は不可欠で、自動的に「運賃」の上昇は避けられません。トップシークレットに属する「運賃」についての情報は公開されていませんが、ドライバーの奪い合いが続く状況では、さすがのアマゾンも、某かの要求を呑んだのではないでしょうか。そしてその穴埋めの為の「有料化」とは、私の見立てに過ぎませんが、アマゾンの要求を蹴り、契約解消をした宅配便業者は既にあります。

そこで今後の普及に注目しているのが「コンビニ受け取り」です。


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■狭い国土に狂気の物流網
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 日本独自に進化したコンビニは、山間部や離島、過疎の地域を除けば、大半の国民の生活圏に、ひとつや2つ以上は必ずあると言っても良いでしょう。その多くは24時間営業ですから、すべてのライフスタイルに対応でき、受取窓口としては最適です。

 現時点ではコンビニと宅配業者の組み合わせが制限されていることもあり、幅広く利用できるとは言えませんが、コンビニ受け取りの利用者が増加すれば、競争原理が働き、各社が積極的に取り組んでくると見ています。荷物の受け取りでコンビニに来店したお客は、ついで買いをしてくれ、コンビニ側にもメリットがあるからです。すでにローソンはアマゾンや楽天市場で購入した商品の店頭受け取りに対応しています。また、物流業者の最大の懸案は、届け先が不在時の「再配達」によるロスで、コンビニ受け取りなら、この問題は自動的に解決されます。さらにおにぎりやお弁当はコンビニ各店舗に1日3回配送されるほど、コンビニ側には既にきめ細やかな物流網が整備されており、ここに「通販」を加えることは造作のないこと。するとコンビニ企業が、物流事業をはじめる可能性だってあるでしょう。

 コンビニ受け取りの拡がりを想定すると、ネット通販の新たな販促アイデア=ビジネスチャンスが見えてきます。もちろん、いますぐでも導入できます。


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■コンビニ受け取り対応
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 まず、会社や学校近くといった「出先」のコンビニで受け取れることから「手ぶら」のメリット。季節は過ぎましたが「花見」などに代表される「パーティーグッズ」は、自宅から持っていくとかさばりますが、会社の近所のコンビニなら手間はわずかです。宴会用のコスプレグッズなど、例え「ドンキホーテ」の店頭でも、購入するのが躊躇われる商品でも、ネット注文からのコンビニ受け取りなら、恥ずかしさは激減します。

 続いては「サプライズ」。ネット通販で結婚記念日のプレゼントを買っても、家族が不在で自分だけがいる時間に商品を届けさせるのは至難の業。ところがコンビニなら、帰宅時のわずかな道草でサプライズを演出できます。恋人とのデート先のコンビニで受け取りプレゼント。というのもアリです。

 女性なら脱毛グッズ、男性は薄毛治療薬、さらにアダルト関連グッズのように、家族に見られたくないと考えるお客もいる商品群は「コンビニ受け取り」に最適です。そのとき「品名」には「工夫」が必用。ポスティングされていたアダルトDVDの宅配業者のチラシには「品名は電子部品でお届け!」とあったように。

 さらに包装には「手提げ」をつけるというのも一手です。あるいは手提げ袋そのもので梱包するというアリでしょう。こうした心配りは、お客に好印象を与え、好印象はリピーターへの近道となります。


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