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「上手くいっていない」ことを誰にも相談できない・・・・・自己啓発本には載っていない現場視点の「孤独な社長の裏マニュアル」です。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第70回】Googleの秩序が揺らぐ時代のマルチポスト

2016年08月22日|トラックバック(0)

POINT

『ファッションは繰り返しても』
『混沌と秩序の歴史』
『インスタグラムの利用者』
『混沌の時代の過ごし方』

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■ファッションは繰り返しても
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 歴史は繰り返す、という格言を体現するのはファッションシーンです。オーバーオールがサロペットに、水玉模様はドット柄と呼ばれ再ブームとなったように、時を経て、かつての流行が戻ってくることがあります。ギャル系のイメージが強かったルーズソックスは、最盛期「2m」級まで登場しましたが、次第に清楚な印象を与える紺のハイソックスに置き換えられていきました。ある方向性が限界まで行き着くと、反対方向への力学が働き、その反対の極に達すると、逆向きに動き始めるのです。ちなみにルーズソックスは、80年代の「レッグウォーマー」の系譜と睨んでいます。

 どれも厳密には違う、とは当たり前のこと。時代によって素材も製法も変われば、コンセンサスも異なり、まったく同じファッションが戻ることなどありません。しかし、サロペットのコケティッシュさはアフロヘア時代の笑福亭鶴瓶のオーバーオールに通じ、ドット柄が演出するのは、昭和時代の水玉模様と江戸時代から続く豆絞り、さらには草間彌生のアート作品のカギとなるポップさです。

 インターネットにも同じことが言えます。トレンドは繰り返し、しかし元の水にあらず。そしていま、大きな分岐点を迎えているように感じます。この分析が正しければ、ネット通販事業者の集客戦術の見直しが求められます

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■混沌と秩序の歴史
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 かつてインターネットは「便所の落書き」と呼ばれました。真贋不明の暇つぶし程度の情報ばかりという意味です。そこには落書き程度の気楽さで、情報発信ができる媒体という意味もありました。落書きは爆発的に拡がり、有益と思える情報だけを拾い集めた「リンク集」が生まれYahoo!の祖業となります。リンク集という秩序が、ユーザーを落書きという混沌から救ったのです。

 しかし、リンク集は人力を頼り、落書きの製造速度に追いつけず、再び混沌の世界に戻りかけたときに世に出てきたのが、プログラム処理による検索エンジンGoogleです。そのGoogleとて、悪質なSEOによる検索品質の低下と、その対策の繰り返しに明け暮れ、インターネットとは情報の「混沌と秩序」の歴史とまとめることができます。

 そしていま「SNS」とそれを利用するユーザーの「リテラシー」が、Googleの支配する「秩序」を脅かしています

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■インスタグラムの利用者
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 タレント「小森純」が所属する芸能事務所の社長 福田晃一氏が手がける異色のWebプロモーション企業「LIDDELL株式会社 」が、18歳〜22歳の日本人男女に「最近検索によく利用する検索サービスはどれか。どのような時に利用するか」と問いかけると、もっとも多いのはGoogleの33%で、Twitter(31%)、Instagram(24%)、Yahoo!(12%)と回答が続きます。いわゆる「検索エンジン」である、GoogleとYahoo!の合計45%に対して、Twitter、InstagramのSNS陣営は55%と過半数を超えているのです。

 サンプル数が「100人」と少なく、複数回答を許可していない時点で、実際の利用動向調査としての信頼性に疑問が残りますが、検索エンジン対策(SEO)だけでは取りこぼす層が生まれつつある可能性を示唆しています。歴史が繰り返した「混沌の時代」の到来を予感させます。

 さらに、かつて「ネット通販」といえば、楽天市場のひとり勝ちでしたが、いまやアマゾン(マーケットプレイス)の伸び率は驚異的で、Yahoo!ショッピングは出店料無料で橋頭堡を築こうとしています。また、各種フリマサイトにプロ(業者)の影を見つけるようになっています。時代の変化を感じずにはいられません。

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■混沌の時代の過ごし方
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 混沌の時代の暫定的な対処方法は「マルチポスト」です。マルチポストとは、同じ内容を、複数のブログやサイトに投稿することで、古くからのネット関係者には蛇蝎の如く嫌われています。なぜなら、同じ情報の拡散は、ユーザーに不利益をもたらすからです。すでにブログは、マルチポストが常態化し、同じブロガー(著名人)の、まったく同じ論説が氾濫し、ユーザーの貴重な時間を奪っています。

 本稿における「マルチポスト」とは、Facebook、Twitter、Instagram、各種クチコミサイトなどにアカウントを開設し、夏期休業、新商品、スタッフの動向といった情報を、公式サイト(主力サイト)に連動(手動でもOK)して発信するというものです。なぜなら、混沌の時代のネットユーザーは、FacebookならFacebook、TwitterならTwitterと、自分が利用しているネットサービスの内側にとどまる傾向が強いからです。無秩序と似て非なるもので、小さな秩序や社会(コミュニティ)が乱立しているのが混沌の時代です。そこで、それぞれのネットサービスに少しずつ関与し、ユーザーとの接点を作り、集客につなげます

 なお、先の調査結果における「Instagram」の利用法は、ハッシュタグを利用した「画像検索」といいます。そこから女性向けのファッション、飲食、ダイエットグッズを扱っている通販事業者なら、積極的にInstagramを活用すべきでしょう。混沌の時代とはチャンスが転がっている時代でもあります。



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