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現場から生まれる商売のやり方を何より重点におく宮脇さん、チャレンジする「商売人」を応援する記事が盛りだくさんです。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第11回】自社サイトとはコリン星。客は育てて教育するもの

2008年09月08日|トラックバック(0)

POINT

『何が何でもメルマガをだす』
『楽天市場に捧げられた生け贄』
『3人相手にライブをした倖田來未』
『コリン星のお姫様』
『努力を笑う人は多いから気にしない』
『世界に一つだけの金物屋』

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■何が何でもメルマガをだす
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前回に引き続き「当たり前」の話しで自社サイトにおけるメルマガについて。

自社サイトで商売をするなら「メルマガ」は必須です。ショッピングモールに出店しているなら、モールのオフィシャルメルマガに広告を出すことで代用できますが、それはあくまで代用であって本物ではありません。最近、ITコンサルタントの中では「メルマガは役立たず」的な論調も散見しますが、しかし彼らの「論」を注意深く読んでみると「全面否定」はしていません。まとめればこうなります。

「ある条件下では効果がないが、ある状況下では効果的」

あるコンサルタントの著書では、楽天市場のオフィシャルメルマガは読者数が多く購買欲の高い読者が多くて有効だが、個別のサイトが発行するメルマガは非効率だと断じています。しかしこれを一般的に「我田引水」といいます。


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■楽天市場に捧げられた生け贄
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条件が効果を決めるのであれば、条件を満たせば有効となります。ならばメルマガの効果に疑問を呈すのではなく、諸条件の整備を指摘するのが論理的な態度というものです。また「ハウスメルマガ(それぞれのサイトが発行する顧客向けメルマガ)」の効果に疑問を呈するなら、その具体例を挙げ楽天市場の「購買率」や「反響率」との比較があってしかるべきですが、そこまでは踏み込まずに楽天のメルマガを礼賛します。まるで「楽天市場」を褒め称えるためのスケープゴート(生け贄)にメルマガが使われているのです。

確かにメルマガは「読者」が集まらなければ効果は乏しく、労多くして功少なしであることは認めます。そして読者を集めるのは年々難しくなっております。しかし、少ない客も相手にできないで多くの客を喜ばせることなどできません。

ならば私も煽ります。

「メルマガを出せないぐらいなら自社サイトはあきらめろ」


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■3人相手にライブをした倖田來未
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読者が集まってからメルマガをだすという人もいます。人気歌手の倖田來未さんはブレイクする前に集まったわずか3人の客を前にライブしたことがあるといいます。いきなり東京ドームでコンサートをしたわけではありません。逆のケースを考えてみてください。

100万人の読者を集めてからメルマガを始めたとします。誤字脱字、「てにをは」の間違いに「ネタ切れ」、事実誤認。1%がクレームをだしたら1万通の「ふざけるな」というメールが殺到します。少ない読者で「下積み」をし、1万通の「ふざけるな」を回避します。

メルマガは客との接点となるツールです。「通販支援ブログ」の読者ならば、客との接点をなくす恐怖を想像すればその意味がリアルに浮かび上がることでしょう。


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■コリン星のお姫様
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弊社のクライアントがメールアドレスを収集してから2年経過してから発行しました。何度もアドバイスしていたのですが、後回しにし続けてようやくです。そのような姿勢ですから読者数も少なく、150件ちょっとしか「有効アドレス」がなかったのに3件成約しました。たった150件、されど150件。売れるのです。

メルマガには様々な使い方があり、すぐに売るばかりではありません。「育成」や「教育」にメルマガを使います。

タレントの小倉優子さんの設定は「コリン星」のお姫様「りんごももか姫」だそうです。これに苛立ちを覚える人もいれば、笑って受け入れる人もいます。彼女の妄言・・・もとい、ファンタジーを温かく見守るファンが彼女を支えます。しかし、彼女のファンタジーもはじめは(今もかもしれませんが)失笑を買っていました。
小倉優子さんは失笑されながらも「コリン星」を喜んでくれるファンや、それを笑おうとするコメディアンにせっせと餌(ネタ)を提供して世界を広げていきました。


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■努力を笑う人は多いから気にしない
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繰り返し餌を・・・話題を提供して小倉優子さんは無事「りんごももか姫」となりました。これは姫の「教育」の賜です。失笑からでも「りんごももか姫」を認める人間を育成し、「コリン星」を教育した結果です。念のために断っておきますが、それらを「洒落」として楽しむという範疇においてです。

話しを「自社サイト」に移します。
コリン星は小倉優子さんの脳内サイトです。商売用サイトはももか姫に習うべきです。それは「独自の世界」でOKだということです。店長がスーパーキムチ職人でも、社長が無農薬王子と名乗っても、お客さんが興味を持ってくれることが肝心なのです。独自の世界の構築に「メルマガ」を使います。

笑いたければ笑うがいいと、お馬鹿アイドルグループ「羞恥心」が歌うように、努力を笑う人は多いので気にしてはなりません。


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■世界に一つだけの金物屋
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 「同じ値段ならこの店で買いたい」

田舎に1件の金物屋ではなく、何億の店舗が軒を連ねるネットショップでは、こう思ってくれるお客さん=ファンを多く作ることが中小企業の成功を裏付けします。価格競争を挑むのも一つの戦術ですが、独自の世界観で「コリン星」を目指すのも方法です。但し後者の場合、いきなり東京ドームでライブは開けません。だからまず少しでも発行することから始めます。下積みです。そしていつの日かメルマガは「自分だけのファンのためにひらくリサイタル」となります。

タレントはファンに支えられ、商売もファンで・・・楽しくなります。ブログでも代用できますが、あちらは町内会の「掲示板」で、自分だけに届く手紙=メールとの受け取り方の違いは明らかです。ファンを作ることをビジネス用語にするなら「差別化」。価格や商品力以外でもできるのです。だから「必須」と断言します。価格競争から脱したいなら特に。

「あなたの店で買いたかったんだ」という台詞を聞いたときの快感は生涯忘れられないことでしょう。手前味噌ですが私はあります。
この連載もその一つ。こんな楽しい場所で商売をはじめると、商売と遊びの線引きが分からなくなるのが玉に瑕です。


今回の金言

「ファンを育て教育するのにメルマガは便利」


 

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