Home > 通販支援Blog > EC運営 > 本当に商売で役立てる方法! > 【第7回】メルマガが時代遅れという嘘。ビジネスとSNSでは嫌われる

EC運営

本当に商売で役立てる方法!ナビゲータ写真
記事一覧へ

現場から生まれる商売のやり方を何より重点におく宮脇さん、チャレンジする「商売人」を応援する記事が盛りだくさんです。

有限会社アズモード   代表取締役 宮脇 睦

【第7回】メルマガが時代遅れという嘘。ビジネスとSNSでは嫌われる

2008年07月14日|トラックバック(0)

POINT

『今、熱いツール「メルマガ」』
『ブログの可能性と限界』
『関連検索対策としてのブログ』
『ミクシィの効果は限定的』
『そもそも成功例が少ない世界』
『まずは初めて見ることから初めて見る』

─────────────────
■今、熱いツール「メルマガ」
─────────────────

今年の春に業界関係者と打ち合わせという名の飲み会をしていたときのことです。「やっぱりメルマガは効果がありますね」。メルマガでセミナーの案内をだしたところあっという間に満席になったといいます。また、別のサイトの管理者はさぼりがちだったメルマガを、歯を食いしばって週1回発行し続けたところレスポンスが桁違いに良くなったと驚いた様子です。私は当然と頷いていました。

数年前から「メルマガは死んだ(効果がない)」と言われていますが、これには幾つかの理由があります。まず、メルマガの普及で競争激化に巻き込まれ旨味が減少したことと、ライバルの増加に加えて「個人情報保護」というトレンドがメールアドレスの収集を難しくし、追い打ちをかけるようにブログの台頭が客のネット時間を奪いました。大手ショッピングモールがメールアドレスの利用に規制と料金を設定したことも加えても良いでしょう。
しかし、メルマガは今でも効果があります。結論からいえばブログやSNSより即効性が高いのです。


─────────────────
■ブログの可能性と限界
─────────────────

メルマガの強みはメールボックスに届くことです。ブログは自分で見に行かなければなりません。郵便受けに届いたDMと町内会の掲示板の違いで、意識的に見ようとしなければならないブログとの大きな差となります。商売において「接触機会」はアドバンテージです。RSS(指定したサイトの更新情報をチェックする仕組み)で補うという反論も聞こえてきますが、RSSを積極的に活用している「素人」はわずかです。

ブログが一般化したことも不利に働きます。プロの物書きから素人のつぶやきまで、玉石混淆のなかから情報を仕入れる客=読者の目は肥えました。その中で「商売用ブログ」は戦わなければなりません。さらに「炎上」のリスクにも晒されます。クレーマーほど「店は何でも言うことを聞くものだ」と無理難題を要求し、最悪の場合それを面白がるネットの住民の餌食です。


─────────────────
■関連検索対策としてのブログ
─────────────────

それではブログは無意味かというのは早計です。初出を忘れてしまいましたが「ブログは100円貯金」という格言は言い得て妙です。今日明日に役立つことはあまりなくても、続けることで大きな力となるということです。続ければ確実にアクセス数が増え、文章力も伸びていきます。

最近、注目しているブログの効能が「グーグル※関連検索対策」です。グーグルでは「関連検索」として他の語句と組み合わせた検索候補が表示されます。インデックスしたデータ(ホームページ)から、前後に並んだり、近くに配置されている語句を表示する仕組みのようです。ニッチな商品名や自社サービスの名前でブログを開設し、更新し続けるとこのスペースを独占できる可能性が高まります。

関連検索対策は企業の不祥事や不名誉な組み合わせを封じるためにも有効です。


─────────────────
■ミクシィの効果は限定的
─────────────────

ブログの商用利用が難しいのはプライベートのコミュニケーションに適したツールだからです。個人の携帯電話に 旅行先で「コピー機はいかがでしょうか?」と売り込み電話がきたらどう感じるでしょうか。
ツールには向き不向きがあります。

「mixi(ミクシィ)」も同じです。知人同士のコミュニティで新参者は敬遠されます。間違って押し売りをしようものなら総スカンを食らうでしょう。町内会の集まりで断りもなく商売を始めるようなものです。「知人系サイト」であるミクシィは友達を見つけるのは適していますが、見知らぬ客を探すのは難しいツールなのです。

ミクシィを商売に活用したのはインフォプレナーやネット業界人です。インフォプレナーはカモ・・・もとい客である信者を「自分の世界」に引きこみディープな啓蒙活動に利用しました。ネット業界人は「新しいこと」で小銭を稼ぎます。どちらも普通の商売では使えません。


─────────────────
■そもそも成功例が少ない世界
─────────────────

ミクシィを商売で使うのなら商品の利用者やサービスのファンとの「ふれあいの場」として使います。ブログもミクシィも既存客のフォローや、ファンのロイヤリティを上げるツールとしての利用価値は高いのです。

そもそもブログもSNSもそれだけでの商売の成功例は極めて少ないのです。
紹介される成功例を注意してみると「ファンとの交流」や「アイデア募集」で、それもテレビや雑誌記事・企画と連動しているものが殆どです。ところが「金をかけた集客活動」は伏せられ、「SNSで大成功」だけが喧伝されます。これは単なる雑誌企画ではニュースバリューが低くても、「SNS」と目新しい言葉が頭につけば、実態の精査は棚上げにして飛びつくメディアの悪弊によります。


──────────────────
■まずは初めて見ることから初めて見る
──────────────────

「メルマガ、ブログ、SNS。どれからやりましょうか?」という相談には全部と答えます。どれも向き不向きがあるので、まずは取り組んでみて「馴染む」ものを見つけ、そこにエネルギーを注げばそれだけ成功速度が加速します。

ブログならば「コメント」を書きます。他人のブログをチェックして面白いと思えば、ブロガーが喜ぶようなコメントを残します。
心をくすぐれば丁寧な返信があり、自分がブログ始めた際の「手本」となります。メルマガならば、まずリアルの「既存客」に向けて書きます。新商品の紹介、既存製品でも新しい使い方、誕生秘話、失敗日記などなど、あなたの処女作は「今のお客さま」にお届けするのが礼儀です。メルマガは未来の客にだすものですが、今の彼女を大事にできずに、未来の奥さんやダンナさんを愛することなどできません。

メルマガは名簿を買うことで時間を節約できます。即効性の低いブログでも弾みがつけばメルマガを蹴散らします。優劣ではなく特性の違いで、即効性という点でメルマガが商売向きということです。そしてメルマガとブログでは「集客手法」が異なります・・・が、これはいずれ。


今回の金言
「道具の特性と向き不向きを理解する」


※関連検索について
 
宮脇さんも連載執筆されている「ウェブ担当者フォーラム」の記事でも紹介されているのでご参考までに。

◆Yahoo!とGoogleで異なる「関連検索キーワード」表示の仕組み
 http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/02/15/2498


関連検索補足:<<この記事↑を「検証」する方法>>

インデックス結果によるものを試すのに、「グーグル」「ヤフー」で検索すると解るのですが、ヤフーは各種サービスが関連項目として表示されるのに対して、グーグルはまったく表示されません。
グーグルは「グーグル」としてのコンテンツがないからです。

だって「グーグル」ではなく「Google」ですから。「Google」で検索すると関連結果が表示されます。
                                            ・・・宮脇さん談

トラックバック(0)

・このブログ記事を参照しているブログ一覧:

【第7回】メルマガが時代遅れという嘘。ビジネスとSNSでは嫌われる


・このブログ記事に対するトラックバックURL:

http://www.scroll360.jp/mt/mt-tb.cgi/522

Home > 通販支援Blog > EC運営 > 本当に商売で役立てる方法! > 【第7回】メルマガが時代遅れという嘘。ビジネスとSNSでは嫌われる